HVLS大型シーリングファンを畜舎において活用するメリット
近年暑さ対策として使用されている大型シーリングファン。天井で大きな羽をぐるぐると回して存在感をみせつけています!
主に工場や倉庫などで使われるイメージを持っている方はたくさんいるのではないでしょうか?
実は大型シーリングファンの使用シーンはこのように多岐にあります↓
畜産業・農業畜舎 ・博覧会場 ・農作業場 ・厩舎など |
公共・多目的施設官庁舎 ・講演ホール ・コンサートホール ・スポーツ会場 ・展示会場など |
商業施設 ・ショッピングモール ・デパート ・スーパーマーケット ・カフェ ・水族館など |
交通施設駅 ・空港 ・サービスエリア ・空港 ・待合室など |
スポーツ施設 ・フィットネスジム ・インドアスポーツ ・ゴルフ練習場など |
学校施設体育館 ・図書館 ・ホール ・教室など |
オフィス施設ロビー ・オフィス ・サーバー室など |
工業施設製造工場 ・倉庫 ・研究施設など |
海外ではハイスクールの体育館に大型シーリングファンが付いているなんてこともありますね!
最近農業法人様などよりお問合せを頂きましたので、今回はこの中で畜産業・農業のフィールドに焦点を当て、
畜舎において大型シーリングファンを活用するメリットについてお話したいと思います。
そもそも大型シーリングファンが生まれたのは農業技術の発達したアメリカでした。
初めてHVLSファンを発明したのは、米国カリフォルニア州に本社を置くマクロエア社の創業者、ウォルター・ボイド氏であると言われています。
開発された背景には、”家畜の健康管理”という酪農家の課題がありました。
牛や豚も人間と同じく、過酷な暑さの中で熱中症となるケースが多々あったのです。
牛のヒートストレス解消にはこれまで、空調や大型扇風機の導入など様々な試みがなされましたが、広い畜舎をカバーする為にはどれも適策ではありませんでした。
そして1998年、ゆっくりと空気を循環させ、より自然な状態で風を感じさせることのできるHVLSファンが開発されたのです。
”まるで初夏の高原にいるよう” これは弊社THE FIRST FANを導入したお客さまから頂いた生のコメントです。
畜舎においての大型シーリングファンの活用は、家畜のクーリング効果の他に、消臭対策、昆虫防除、敷料乾燥といった効果も期待できます。
ところで酪農家たちはなぜ家畜の熱中症対策に一生懸命だったのでしょうか?
実は”家畜にストレスを感じさせない”というのは、酪農業において非常に重要なポイントとなります。
牛に関して言えば、牛のご機嫌は搾乳量に大きく関係してくるのです。
例えばある企業は、牛舎にインダクションライトを設置し、牛にやさしい光が当たる環境を整備した結果
牛一頭につき1日33kg前後だった搾乳量が40kgに増えたという結果となったそうです!実に生産量20%増です!
このようにちょっとした環境改善で大きな生産アップとなるので、酪農家さんたちにとって牛さんへの思いやりの気持ちは非常に大切な事だったのです。
このように酪農家の願いに応えたHVLSファンは、その後東南アジア地方へと広まり、改良を重ねつつ今日では商業/工業/公共施設、オフィスなど様々なシーンに導入されるようになりました。
以上畜舎においてHVLSファンを使用するメリットについてのお話でした。
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