倉庫 換気対策の有効手段は?【コロナ対策にも】
先日、千葉県の倉庫内において新型コロナウィルスのクラスター感染が発生した件がニュースとなりました↓
千葉県船橋市にあるこの物流倉庫では700人の従業員が勤務しており、10月15日~21日までの間に従業員17人の感染が確認されました。
そこで全従業員に対して順次PCR検査を行った結果、26日までに78人の感染が発表されております。
日本では緊急非常事態宣言が解除され、日々の感染者数も減少傾向にあるものの、未だに新型コロナウイルスの第2波が懸念されております。
そんな中で多くの物流業者様が職場における新型コロナウィルス感染予防の対策を講じていらっしゃると思います。
この記事では倉庫内における、有効なコロナ対策や換気対策についてご紹介いたします。
倉庫のコロナ対策には換気が重要
今年5月に政府は”新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針”を発表しました。
この基本方針発表を踏まえて日本倉庫協会は、倉庫業における新型コロナウイルス感染予防対策として
実施すべき基本的事項を下記の通り整理しております↓
※ 倉庫業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを参照。さらに詳しくはこちら
三密回避、時差出勤、ソーシャルディスタンス、消毒の徹底などの他に換気をしっかりと行う事を強調しております。
換気の重要性
そもそも換気はなぜ行う必要があるのでしょうか?
コロナ対策問わず、空気の入れ替えを行う事で、実はたくさんの意外なメリットがあります↓
- 除湿効果
- 防塵効果
- 脱臭効果
- リフレッシュ効果
除湿効果
湿気というのは目に見えない箇所に結構溜まっているものです。倉庫で言えば床と荷物の間、設備の裏側など。そうした湿った箇所にホコリなどが溜まるとカビが発生しやすくなります。換気をすることにより、溜まった湿気を排出しカビを防ぐ効果が期待できます。
防塵効果
ほこりは空気中の浮遊物です。放っておくと倉庫内のラックや商品にどんどんと蓄積されていきます。また湿気を含んだゴミは飛び散りにくくなってきます。空気の流れをつくることによりホコリの蓄積を防ぐことができます。
脱臭効果
匂いの原因は様々ですが、倉庫においてはタイヤのゴム臭や、食物の生臭さなど、保管物が匂いの発生原因となるケースがあります。また空気の流れが悪い場所ではコンクリートや段ボールへと悪臭がしみ込むこともあります。換気によりこうした匂いのしみ込みを防ぐ効果があります。
リフレッシュ効果
人間は1日に25,000回ほどの呼吸を行い、18キロほどの空気を体内に取り入れていると言われております。新鮮でクリーンな空気を取り入れる事は、従業員の健康や作業効率にも良い影響を与えリフレッシュ効果があると断言できます。
倉庫の換気対策の有効手段
換気をよくする為に窓や出入口を増やすといった対策もありえますが、建物の構造上簡単にいかないケースがあります。
よく暑さ対策などで扇風機を導入している倉庫や工場がありますが、扇風機は換気目的としてはあまりふさわしくありません。
なぜなら扇風機は人が涼をとる為の風を起こすように設計されており、実は換気の効果はあまり期待できないからです。
そこで倉庫の換気対策として最も有効な手段は、ずばりHVLSファンと呼ばれる大型シーリングファンの導入です。
大型シーリングファンは1台で工場用扇風機50台分の風量があり、カバーできる範囲は実にバスケットコート2面分以上です。
※ 大型シーリングファンの効果範囲について詳しくはこちら
まさに倉庫のような広いスペースで活用するには最適な設備と言えます。
その上扇風機とは違い、遠くまで風が行き届くような羽の設計になっているので換気能力は申し分ありません↓
また大型シーリングファンの効果は換気だけではありません。
真夏には暑さ対策に効果を発揮しますし、結露対策、省エネ対策においても効果が期待できます。
HVLSファンがもたらすメリットについて詳細はこちらをご参照ください。
以上、倉庫のコロナ/換気対策において大型シーリングファンの導入が最も有効であることついてのお話でした。
三密回避の為に職場にFANが何基必要か?についてはこちらをご参考下さい。
THE FIRST FANについてのお問合せはこちらをクリック↓