SDGs
暑さ対策

SDGsとTHE FIRST FAN

皆さま、秋も終盤に差し掛かるころ、いかがお過ごしでしょうか?

日本では今、低炭素から脱炭素への動きというのが猛烈に動き始めています。私どもも異常気象化が進み、激甚化する日本の災害、酷暑化する夏に非常に大きな関心を寄せております。今日のトピックはSDGsです。

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称であり、日本語訳すると、「持続可能な開発目標」

正式名称は「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030年アジェンダ」となっています。

2001年に策定され、2015年に達成期限を迎えたミレニアム開発目標(MDGs)の後継目標です。あまり知られていませんが、このMDGsというのがまずは発端で、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、2016年から2030年までの期間で達成を目指し「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載されています。17のゴール・169のターゲットから構成されており「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)こと」ということで全員参加型を目指していますが、残念ながら参加国数はこちらのWebによると33か国にとどまっているようです(全員参加していない協定は結構たくさんあり、例えば京都議定書でアメリカが参加していないことで有名です。)

つまり2031年以降は異なる目標設定がされることとなるので、あと10年間は達成に向けて頑張っていきましょう、ということです。日本政府も上記33か国のうちの一つであり、とくに、「経団連がSDGsの達成を企業行動憲章に盛り込み、SDGsの達成を目指すよう大号令をかけたことで、日本企業がSDGsの掲げる課題領域において技術革新を進めていることを注目すべき事例だと評価している」ということのようで、国としての動きを知る場合、こちらの外務省のページも必読です。

17の目標と169のアクションについてはこちらの外務省よりも神奈川県相模原市のホームページのほうがわかりやすくまとまっていますのでこちらをご参照いただきたいのですが、その中でも我々が注目しているのが以下3つです。

③すべての人に健康と福祉を


すべての人が生涯に渡り健康的な生活を営めるよう定められたのが、この目標3です。こちらの13ターゲットのうち最後のこちら。

3.d すべての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康リスクの早期警告、リスク緩和およびリスク管理のための能力を強化する。

こちらのゴール3の主な目標はエイズとか妊婦の死亡率といった開発途上国に主な力点を置いたアクションが主ですが、熱中症が起きるような酷暑環境や結露によるカビが発生したり、湿った環境で従業員を働かせることも立派な労働災害です。このためのリスク緩和にTHE FIRST FANは活躍します。

⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに

地味に重要な目標がこちらです。

7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。

ここですでにTHE FIRST FANブログ読者の皆様はご存じかと思いますが、エアコンはヒートアイランド現象の20-30%の原因になって居るマッチポンプ型ビジネス、ということを思い出していただければと思います。エアコンの排熱で街が暑くなり、結果としてまた皆エアコンをどんどんつけてしまう・・・。そうではなく、環境に負荷の少ない低電力で風を動かして、結露・カビ・錆び・暑さをなんとかしていくというのが我々のコンセプト。次のステップは太陽光とのコラボレーションで未来のスマート工場を作っていきたいと思っています。

⑬気候変動に具体的な対策を


なんとなくグローバルすぎるテーマ、のような気がしますがそんなことはありません。

13.1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。

ということで、こちらが意味するのは主に台風などの大型災害のようなイメージではありますが、気候関連災害はそれだけではなく、暑熱や熱波(Heat wave)も国際的には立派な自然災害と見なされています。この中で熱中症でなくなる人が増えること、また、結露は一日の気温の変動が激しくなれば激しくなるほど起きやすくなると言われており、とくにIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第5次評価報告書では以下のリスクを指摘しています。そのうちの一つが「熱波による死亡や疾病」と言われておりますので、「暑熱」も一つの自然災害と見なすのが国際的な流れです。

気温上昇で表面化する8つのリスク

  • 高潮や沿岸部の洪水、海面上昇による健康障害や生計崩壊のリスク
  • 大都市部への内水氾濫による人々の健康障害や生計崩壊のリスク
  • 極端な気象現象によるインフラ機能停止
  • 熱波による死亡や疾病
  • 気温上昇や干ばつによる食料不足や食料安全保障の問題
  • 水資源不足と農業生産減少
  • 陸域や淡水の生態系、生物多様性がもたらす、さまざまなサービス損失
  • 同じく海域の生態系、生物多様性への影響

 

ぜひ皆様には、THE FIRST FANを導入いただき、SDGsに適合した現場づくりを進めていって頂けると幸いです。

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