換気・三密対策

空気中のウイルス濃度と換気の重要性

皆さま、コロナウイルスに負けず、お元気にお過ごしでしょうか?

欧州では新型コロナウイルスの第二波がすごいことになっていますね。毎日のように更新されるニュースを見ていると、空恐ろしいものがあります。

10月20日付の日経ビジネスの記事をご覧ください。この図を見て頂くだけで一目瞭然ですが、今まさに足元、陽性確認件数が急増中です。(ちなみに日本のメディアで使用されている「感染者数」という表現は必ずしも正しくないと言われています)

日本でも新型コロナウイルスに加えてインフルエンザの波が来ると言う人もおり、GO TO トラベルやGO TO イートも加わって冬場にかけて感染者数が増加することが予想されています。

私たちの販売協力会社の三井物産スチールさんやお客様も出張や会食はまだ気を付けておられるところが多いのですが、特に会食はやはり要注意です。新型コロナ対策で議論になっていたのはその感染経路ですが、当初空気感染はしない、と言われておりました。ところが、例えば10月5日にアメリカの米国疾病対策センター(CDC)はその考えを改め、空気感染が起きるということを公式に認めています。こちらの聖路加国際病院の坂本先生のヤフーニュースへの投稿をご覧になってみてください。

米国疾病対策センター(CDC)は疾病予防や健康増進のための調査・介入を行う米国連邦政府機関です。CDCが発信するガイドラインに対する信頼性は高く、日本を含む世界各国の行政・医療機関が参考にしています。

そのCDCが新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の主要な感染経路に関する見解を10月5日付で改訂しました。

なぜこの改訂版が注目されているかというと、CDCが初めて空気感染(airborne transmission)を新型コロナの感染経路の一つとして認めたからです。しかし、慌てる必要はありません。新型コロナが空気感染する可能性は以前から知られており、日本ではその知識が「3密」の回避や換気などの対策に活かされてきました。

こんな中で、三密回避の重要性が改めて示唆されたわけですが、その重要性を当初から指摘し、エアロゾル・マイクロ飛沫などのさまざまに登場する術語の意味を整理していたのは国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルス疾患研究室長の西村先生です。最新の投稿もご覧ください。「空気感染がクラスター発生の本丸」とまで仰っています。

ウイルス対策にはいろいろなことが言われていますが、私たちも西村先生と同じ立場を取っています。やはり換気は重要。

先日紹介の二酸化炭素濃度に引き続き、ですが、新鮮な空気を取り入れ、働きやすい環境を作ることを目指していた私たちとしては、改めて、換気の重要性を訴えたいと思います。

日本唯一の大型天井シーリングファン(HVLSファン)である当社のFIRST FANは1分間に10000m3の空気を動かすことが出来ます。専門家会議の見解を厚生省でまとめた資料によれば「密閉」とは以下の如く読み替えられています。

専門家会議の見解における「換気の悪い密閉空間」とは、一般的な建築物の空気環境の基準を満たしていないことを指すものと考えられる。その意味では、ビル管理法の基準に適合させるために必要とされる換気量(一人あたり必要換気量約 30m3 毎時)を満たせば、「換気の悪い密閉空間」には当てはまらないと考えられる。

え?一般的な建築物の空気環境の基準って何か?ずばりこちらです。

こちらの基準は何と1972年(!!)に空気調和・衛生工学会が定めた基準とのこと。この表は究極の三密空間としてデパートの特売場を想定しており、標準在室密度は1人あたり0.5㎡(つまり1㎡に2人がいる空間、ということです。確かに密ですね)、その場合は必要換気量として60m3/m2hです。THE FIRST FANの風が十分に行き届くとされる15m範囲で見た場合(風は25mでも動きますが、一番よく動く範囲は15mです)15x15x3.14は707㎡ですが、10,000m3/分の風量を動かすことが出来る為、1時間で600,000m3/hと換算すると、707㎡でこれを割れば850m3/m2hとなり、850/60=14.15で究極の三密空間の約14倍程度の必要換気量に当たる空気を動かすことが出来る、ということです。

アメリカのCDCの基準でも毎時12回、と言われていますから、例えば707㎡で高さ7mの建屋の場合、4949m3ですから、12回分の空気となると、単純に59,388m3。1時間に600,000m3/hの空気を動かすTHE FIRST FANの場合、600,000/59,388=約10倍、ということなのでほぼほぼ同様の結果。

THE FIRST FANの風量は圧倒的です。(とはいえ、せっかく導入したとしても窓が無い、有圧扇が無い、という環境に置いては同じく空気をかき混ぜるだけになるので別途換気能力の手当が必要になる点にはご留意いただきたいのですが)

よどんだ空気を動かすだけでも換気力の向上につながると言われていますので、ぜひ、ウイルス対策にもTHE FIRST FANの導入をご検討いただければ、と思います。(逆にエアコンなどの空調は同じく吸った空気を冷やして中に出しているだけなので、ウイルス対策には不向き、換気機能が無いエアコンはリスクを高める、とも言われています。換気機能が無いエアコンがほとんどです。)

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