結露防止には風が有効
THE FIRST FANはもともとは自社工場の結露対策の為に開発されました。
そもそも風を当てる事でなぜ結露防止につながるのでしょうか?
本日はちょっとした実験を行い、そのメカニズムについて詳しく解説していきたいと思います。
コップに水滴がつく理由
キンキンに冷えたコップをサウナの中に置いておきます。
するとコップの表面はたちまち曇ります。
これはコップに触れた空気が急激に冷やされて、水蒸気を保てない状態になる為です。
水蒸気を保てなくなると液体となり、コップの表面に水滴がつきます。これが結露です。
※ 結露の詳しいメカニズムについてはこちら
風を当てるとなぜ乾く?
ではコップに風を当てるとなぜ水滴がとれるのでしょうか?
例えば洗濯物を思い浮かべてください。
洗濯物も風通しの良い場所に置いておくことにより、乾きやすくなりますね。
”乾く”というのは、水分が蒸発して水蒸気が空気中に移るということです。
つまり洗濯物が乾わくと、その分周りの空気の湿度が高くなります。
そこへ風を吹かせてやることにより、湿った空気を追い出し、かわりに乾いた空気が洗濯物の周りにやってきます。
故に洗濯物がより早く乾くことになるのです。
実際の実験をしてみました。
結露させたコップを2つ用意し、一つには風を当て、もう一つには風を当てずに放置し
水滴のとれる様子を観察してみました。
すると風を当てた方のコップは30分ほどでほとんど水滴がなくなりました。
風を当てなかった方のコップは、ビショビショに濡れたままの状態でした。
風の”乾かす能力”がいかにすごいかがわかると思います。
同様の原理で、工場や倉庫の製品に風をあてる事で
周りの湿った空気を追い出し結露や錆びを防止することができるのです。
結露でお困りの事業主様は、除湿機などで湿度自体を下げることも有効ですが、まずは風を当ててみては如何でしょうか?
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